考察
考察では次の内容について書いてください(考察を書く際は箇条書きでは書かないこと)。湿度や温度など値の変化の傾向を書くときには必ず具体的な数値と単位を書くこと。
- 冷凍機の性能について、実験条件を決めたのねらいを明確に示す
- 決めたねらいに対してどのような結果が得られたかをまとめる(実験条件である空気流速、空気入口温度、冷却水流量ごとに成績係数に与える影響について考察する)
- 空気調和について、蒸発器を通り空気の温度と相対湿度がどのように変化したか
- 空気調和について、湿度の変化と測定した凝縮水蓄積量との関係をまとめる
求めた実験結果と文献を調べた結果を踏まえて、「何故」そうなったか実験結果について考察をしてください。
以下の内容についても、記載があれば採点結果に加点をします。これ以外の内容でも実験に対する考察があれば評価対象とします。その際、文献(下のリスト)も参照するとよい。
- 蒸発器と凝縮器での冷媒の温度差が大きいと圧力差が大きくなることを確認するため、冷媒として使われる物質において飽和温度が高くなると飽和圧力がどう変化するか、文献(下のリスト)などでしらべ、具体的に値を示せ。
- 熱源と冷媒の温度差を小さくするため、実際の冷凍機で用いられる熱交換器ではどのような工夫ができるか。
下記の文献はすべて佐賀大学図書館にあるので考察などを書く際に参考にしてみてください。
- Yunus A.Cengel ら,「応用熱力学」,オーム社,(1999).
- 門出政則 ら,「熱力学」,朝倉出版,(2001).
- 日本機械学会,「伝熱工学」,日本機械学会,(2005).
- 山田治夫,「冷凍および空気調和」,養賢堂,第7版(1970).